ベトナム・ダナンを快適に旅行するためには、航空券やホテルだけでなく、海外旅行保険、配車アプリ、通貨換算アプリ、SIM・eSIM、両替方法などを日本にいるうちに準備しておくことが大切である。
ベトナムは人口が1億人を超え、若い世代も多く、街を歩いているだけでも活気やパワーを感じられる国である。首都は北部のハノイ、最大都市は南部のホーチミンであり、中部にはリゾート地として人気のダナンがある。
ダナンは比較的物価が安く、ビーチと市街地が近いうえ、街もコンパクトで旅行しやすい。私にとっては、FIRE後の長期滞在先の候補地のひとつでもある。
この記事では、実際にベトナム・ダナンを旅行した経験をもとに、出発前に準備しておきたいことと、私がおすすめする方法をまとめて紹介する。
ダナン行きの航空券はLCCの経由便も探す
ダナン行きの航空券を安く購入したい場合は、ベトジェットエアなどのLCCを含め、経由便まで選択肢を広げて探すのがおすすめである。
日本からダナンへの直行便もあるが、時期によっては航空券が高くなる。そのため、ハノイやホーチミンを経由するLCCを利用すれば、航空券代を抑えられる場合がある。
また、経由地で数日滞在し、ハノイやホーチミンとダナンを組み合わせて旅行するのもよい。
航空会社や搭乗する時期によって航空券の価格は大きく異なるため、私はまずスカイスキャナーを使って複数の航空会社を比較している。
フライト時間の目安は以下の通りである。
- 東京→ハノイ:約5時間30分
- 大阪→ハノイ:約5時間
- 東京→ホーチミン:約6時間
- 大阪→ホーチミン:約5時間30分
- ハノイまたはホーチミン→ダナン:約1時間30分
ただし、LCCでは預け荷物や機内食、座席指定などが別料金になることがある。
そのため、航空券の表示価格だけではなく、必要なオプションを追加した後の総額で比較した方がよい。
私はLCCではない香港航空の香港経由便を利用したこともある。香港航空は航空券のセールを行っていることもあり、タイミングによっては経由便を安く購入できる。
ダナン行きの航空券を探すなら、まずスカイスキャナーなどの比較サイトで価格を確認し、そのうえで航空会社の公式サイトも確認するとよい。
日本人は条件を満たせばビザなしで45日まで滞在可能
短期間のダナン旅行であれば、日本人は基本的にビザを取得せずにベトナムへ渡航できる。
日本のパスポートを持っている場合、一定の条件を満たせばベトナムにビザなしで45日まで滞在できるためである。入国時点でパスポートの残存有効期間が6か月以上あることなど、入国条件を確認する必要がある。
そのため、数日から1~2週間程度の一般的な旅行であれば、事前にビザを取得する手間がかからない。
ただし、入国条件は変更される可能性があるため、出発前にはベトナム大使館や外務省などの公式情報を確認しておくと安心である。
ビザ取得の手間が少ないことも、ベトナムが日本人にとって旅行しやすい理由のひとつである。
ホテルはミーケビーチ沿いもしくはドラゴンブリッジ近くがおすすめ
初めてダナンを旅行するなら、ドラゴンブリッジ周辺またはミーケビーチ沿いのホテルがおすすめである。
ドラゴンブリッジ周辺は市街地へのアクセスがよく、比較的リーズナブルなホテルも多い。一方、ミーケビーチ沿いはビーチへのアクセスがよく、リゾート感を楽しみたい人に向いている。
私がドラゴンブリッジ近くに泊まったときは、1泊5,000円前後の手頃な料金で4つ星ホテルに宿泊できた。部屋からはドラゴンブリッジやハン川を見ることができ、立地にも満足できた。
もう少し予算をかけてもよい人なら、1泊1万円前後を目安にミーケビーチ沿いのホテルを探すのもよい。ビーチへのアクセスがよく、ダナンらしいリゾート気分を味わいやすい。
ただし、ホテルは料金や立地だけで決めず、AgodaやGoogleマップなどの口コミも確認した方がよい。部屋の清潔さや騒音など、ホテルの公式情報だけでは分からない部分を確認できるからである。
私はAgodaを利用してホテルを予約している。
観光や街歩きを重視するならドラゴンブリッジ周辺、ビーチやリゾート感を重視するならミーケビーチ沿いを選ぶとよい。
海外旅行保険は必ず準備する
ダナンへ旅行するなら、海外旅行保険には必ず入っておくことをおすすめする。
海外で病気やケガをすると、高額な医療費がかかる可能性があるためである。
海外旅行保険付きのクレジットカードを持っている場合は、カード付帯保険を利用できる場合がある。ただし、クレジットカードの海外旅行保険には、大きく分けて「利用付帯」と「自動付帯」がある。
- 利用付帯:旅行代金や対象となる交通費などをカードで支払うことが適用条件となるタイプ
- 自動付帯:カードを保有していることで適用されるタイプ
カードによって適用条件や補償内容が異なるため、出発前に必ず確認しておく必要がある。
クレジットカード付帯の保険だけでは補償が足りない場合や、条件を確認するのが面倒な場合は、別途海外旅行保険に加入する方法もある。
私自身、プライベート旅行ではないが、海外出張中に何度も病気や怪我で病院へ行った経験がある。怪我をしてしまったときには、何度も通院することになり5万円以上を支払ったが、保険に入っていたおかげでその全額があとから返ってきた。そのため、海外旅行保険は「使わなければもったいないもの」ではなく、万が一の高額な出費を防ぐための必要経費だと考えている。
海外旅行へ行く前には、まずクレジットカードの補償内容を確認し、不足している場合は別途海外旅行保険に加入しておくとよい。
Grabは日本でインストールしておく
ダナン旅行では、配車アプリのGrabを日本にいるうちにインストールしておくことをおすすめする。
ダナンでは車やバイクで移動する機会が多く、配車アプリがあれば目的地を口頭で説明する必要がなく、料金の目安も事前に確認できるため便利である。
また、日本にいるうちにアプリの登録や支払い方法の設定まで済ませておけば、ダナン到着後すぐに利用できる。
特に空港からホテルへ移動するときにも利用できるため、到着直後からGrabを使える状態にしておくと安心である。
ダナンでの移動をスムーズにするためにも、Grabは出発前に準備しておくとよい。
通貨換算アプリは事前にインストールしておく
ベトナム旅行では、通貨換算アプリを日本にいるうちにインストールしておくことをおすすめする。
ベトナムドンは日本円と比べて桁数が多く、慣れないうちは商品の価格が高いのか安いのか分かりにくいためである。
私は「Currency」という通貨換算アプリを利用している。
例えば、レストランや市場などで金額を提示されたときに、その場ですぐ日本円へ換算できれば、価格が妥当かどうか判断しやすくなる。
大まかな金額を把握する簡易的な計算方法を覚えておくのも便利だが、為替レートは変動するため、正確な金額は通貨換算アプリで確認した方がよい。
現地で必要なときにすぐ日本円換算できるよう、通貨換算アプリは日本でインストールしておくとよい。
SIM・eSIMは日本で準備する
ダナン旅行では、スマートフォンの通信環境を出発前に準備しておくことをおすすめする。
GoogleマップやGrab、翻訳アプリなどを利用する機会が多いため、ベトナム到着後すぐにインターネットへ接続できる状態にしておくと便利だからである。
私がおすすめする方法のひとつが、タイの大手通信キャリアAISなどが提供しているアジア周遊eSIMである。
私が利用したAISのSIM2Fly eSIMはベトナムでも利用でき、日本から移動する際の経由地だった香港でもそのまま利用できたため非常に便利だった。
また、eSIMなら対応しているスマートフォンであれば、物理的なSIMカードを差し替える必要がない。旅行サイトなどで事前に購入し、送られてきたQRコードなどから設定できる。
ただし、購入前には自分のスマートフォンがeSIMに対応しているか確認しておく必要がある。
ダナン到着直後からGoogleマップやGrabを利用できるよう、SIM・eSIMは日本にいるうちに準備しておくとよい。
ベトナムドンへの両替は現地がおすすめ
日本円をベトナムドンへ両替する場合は、日本国内よりもベトナム到着後に両替するのがおすすめである。
一般的に、日本国内でベトナムドンへ両替するより、現地で両替した方が有利なレートになることが多いためである。
到着直後に現金が必要な場合は、まず空港で必要な分だけ両替し、その後必要に応じて街中の両替所を利用する方法もある。
また、海外キャッシングに対応したクレジットカードがあれば、現地ATMからベトナムドンを引き出すこともできる。ただし、ATM利用料やカード会社の手数料などを確認しておく必要がある。
ダナンではクレジットカードを利用できるホテルやレストランもあるが、屋台や市場、小規模な店舗などでは現金が必要になることも多い。
そのため、出発前に「現地で両替する」「ATMでキャッシングする」など、ベトナムドンの入手方法を決めておくと安心である。
空港からホテルまではGrabでの移動がおすすめ
ダナン国際空港からホテルまでの移動には、Grabを利用するのがおすすめである。
ダナンは空港から市街地までの距離が近く、Grabを利用すれば料金の目安や目的地をアプリ上で確認できるため、初めての旅行でも利用しやすいからである。
空港には配車アプリ利用者向けのピックアップ場所がある。私が2026年8月に利用した際は、以下のルートで移動した。
1. 国際線到着ゲートから外に出たら、正面の横断歩道を渡る。「Ride app pickup」の案内表示が目印である。

2. 左に曲がって少し進み、その後右に曲がる。
3. 1分程度歩くと、「Ride app pickup」の看板があるピックアップ場所に到着する。

ただし、空港内の乗車場所や案内は変更される可能性があるため、現地では最新の案内表示も確認してほしい。
ダナンは空港から市街地まで近く、ミーケビーチ周辺へも車で比較的短時間で移動できる。街がコンパクトなため、空港からホテルへの移動に時間を取られにくいのもダナンの魅力である。
空港到着後にスムーズにホテルへ向かうためにも、Grabを日本で準備しておくとよい。
ダナン旅行は日本で準備しておけば快適に楽しめる
ダナン旅行を快適に楽しむためには、日本にいるうちに必要な準備を済ませておくことが大切である。
現地に到着してから通信手段や移動方法、両替方法などを調べると時間がかかり、せっかくの旅行時間を無駄にしてしまう可能性があるからである。
特に、以下の8つを事前に準備・確認しておくことをおすすめする。
- 航空券
- ホテル
- 海外旅行保険
- Grab
- 通貨換算アプリ
- SIM・eSIM
- ベトナムドンの入手方法
- 空港からホテルまでの移動方法
例えば、eSIMとGrabを日本で設定しておけば、空港に到着した直後からインターネットを利用してホテルまでの車を手配できる。また、海外旅行保険やベトナムドンの入手方法まで決めておけば、現地で慌てる場面も少なくなる。
私自身、実際に旅行してみて、ダナンは旅行先としてだけでなく、将来的な長期滞在先としても魅力のある都市だと感じた。
初めてダナンへ行く人は、まずこの記事で紹介した8つの準備を済ませてから出発するとよい。
観光スポットや世界遺産、スパなど、現地で楽しめる場所は、「ベトナム・ダナンのおすすめ観光スポットまとめ|世界遺産・グルメ・スパまで紹介」で紹介している。


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